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美のプロフェッショナルに聞く「私流メノポーズとのつきあい方」

ナビゲーター:エイジングスタイリスト 宇江佐 りえ

女性なら誰でも経験する更年期―メノポーズ。それなのに、ほとんどの女性は何の準備もなく、気持ちや体の変化を感じてから「もしかして?」と慌てることが多いようです。でも、備えあればキレイあり。アラフォーからの心がけひとつで、更年期のキレイと元気に差がでてくるのです。人生の先輩であり美のプロフェッショナルでもあるお二人に、その秘訣を教えてもらいました。

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ゲスト:美容・医療ジャーナリスト 海野 由利子

季節の変わり目や環境でくるくる変わるアラフォーのお肌。更年期をキレイに過ごすためにも、お肌の状態にあわせて洗顔料を3種類そろえることから始めましょう。

ゲスト:メイクアップアーティスト 山本 未来

更年期にありがちな落ち込み気分も、いきいきメイクで断然前向きハッピー気分になれちゃいます。その秘訣は、影を消すことと線を強調すること。簡単ですよ!

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美のセンパイのメノポ話

もしかして更年期?と感じる時期もきっかけもひとり一人違います

Kirei Style更年期セミナー
宇江佐
私たち3名はアラフィー世代でまさに更年期ですが、初めて更年期かもしれないと思ったのは何歳くらいで、きっかけはなんでしたか?
海 野
私が不調を感じ始めたのは40代半ば、47歳くらいかな。仕事がら更年期の知識はあったのでセルフチェックをしながら『まだ大丈夫』と思っていたのに、ある日突然、強烈な気分の落ち込みを経験しました。そのほかにも動悸やめまいがありましたね。
山 本
私は30代後半くらいから、ちょっと調子が悪くなると「更年期ね」って言い続けてきたんですよ。実はこう見えて落ち込みやすいタイプなんです(笑)普段から好不調の波があったものだから、何が「あれ?」と思ったきっかけだったのかはわからない(笑)。
宇江佐
私は40歳で不整脈を経験したんですね。その時は2、3日で治まったし、もちろん更年期なんて思いもしませんでした。ところが、翌年も翌々年の同じ時期にも起きて。そういえば母が『私の更年期の始まりは不整脈だった』と話していたのを思い出して、ああ始まったと思ったんですよね。
山 本
何も見えない暗闇にいるのが一番怖いじゃないですか。でも更年期だってわかってしまえば、怖くない。更年期のことをあちこちで見るようになって、不調の理由がわかってから気持ちが楽になりました。情報ってありがたいですよね。
更年期とは?
Kirei Style更年期セミナーナビゲーター:宇江佐りえ

特に症状に気づかなくても、体のなかに「揺らぎ」があります

宇江佐
その後、どんな症状がありました?
海 野
大きな症状は落ち込みくらいです。ほかにホットフラッシュとか自分が不快になる症状はありました。年とともに疲れからの回復力が落ちてストレスや冷えで自律神経(※1)の動きが悪くなりがちなのに、さらに更年期でホルモンバランスが崩れるわけでしょう。それで、発汗や体温調整機能が不安定になったのね。
山 本
最近、すごく手足にむくみがあるんですよ。週末の朝にウォーキングをしているんですけど、最初は手がカチカチにこわばっているんです。
宇江佐
むくみも更年期の症状なのかしら。
海 野
むくみの原因になるリンパの流れも自律神経が関係しているので、影響はあるでしょうね。自律神経系の働きは年齢とともに鈍くなって、それでリンパ管の流れが滞るの。いずれにしても、心身ともに40代前とは変わってきます。
山 本
実は、むくみを経験したことが無かったんですね。ところがある日、飛行機から降りて足元を見たら「クリームパン!」何?これは?という感じでした。
海 野
突然、「今までこんなことなかったのに」というのが更年期の始まりだった、という感じはありますね。
山 本
いつもの不調が徐々に変化している場合は、絶不調MAXになってからようやく、あれ?って気づくのかもしれませんけれど。
宇江佐
女性として生まれたからにはみんなが必ず通る時期。特に症状に気づかなくても自分の体のなかでこうした「揺らぎ」が起きていることは、覚えておいて欲しいですよね。

※1:自律神経:呼吸や消化、発汗や体温調節などをコントロールする神経系。リラックス系の副交換神経とストレス対応系の交換神経の2系統があります。

HRTで医学的に、食事や運動でナチュラルに〜対処法あれこれ〜

Kirei Style更年期セミナーゲスト:海野さん・山本さん
宇江佐
更年期の不調のやりくりはどうしていますか?
海 野
私は最初のひどい落ち込みを経験した後、クリニックでホルモン検査を受けたんですね。そうしたら70歳代の閉経後女性の平均ホルモン値よりも低かったの。それでまず、性ホルモンの元になるDHEA(※2)というサプリメントを取り始めました。
宇江佐
DHEAは保険薬ではないですよね。
海 野
日本ではお医者さんが自由診療で処方してくれます。1ヶ月分で5,000円くらい。あれこれ迷っていろいろ試すよりもリーズナブルです。本格的に更年期に入ってからは婦人科の先生と相談して、ホルモン補充療法(HRT)※3)を始めました。漢方薬も必要に応じて処方してもらいます。
山 本
私は自前でどこまで対処できるのか日々挑戦中なので、意識的にやっているのは歩くこと。一番、自分も気持ちが良いし、お金もかかりません(笑)。それと、落ち込んだ時に力になったのが筋肉だったんです。筋トレをすると血の巡りも良くなって、何より少し筋肉がつくだけで自信につながるんですよ。
宇江佐
筋肉が体も心も支えてくれる、ということですね。
山 本
そうそう。あとは30代半ばに始めたファスティング(断食療法)を定期的にやるようになりました。胃腸で使うパワーが体のほかの部分に回って調子が良くなります。更年期の症状をずいぶん和らげてくれていると思います。
海 野
胃腸を休めるのは大事ですよね。
宇江佐
自分に合う方法をちゃんと知って実践されているんですね。私はお2人の中間かな。初めは食事の内容や運動など生活習慣で対応していましたが、2年前からHRTを試しています。サプリも飲み始めました。

※2:DHEA(デヒドロエピアンドロステロン):さまざまなホルモンの元になる物質。作用が強いため自己判断で使用せず、医師と相談して使用しましょう。
※3:HRT(ホルモン補充療法):特に更年期女性に対し、女性ホルモン(エストロゲン)を補充する治療法を指し、飲み薬、貼り薬、塗り薬などがあります。

ホルモン値検査とは? 女性外来とは?

きっかけも症状も、対処法も人それぞれで、コレという正解はありません。色々試してみて自分に合うと思える方法を探してみてください。その時、よき相談相手になってくれるのはお医者さん。アラフォー世代には特に、婦人科のパーソナルドクターはお勧めです。

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