ファイザー、禁煙外来に関するプレスセミナーを開催、喫煙による健康被害のリスクや完全禁煙の重要性、動機づけ面接を用いた禁煙治療について紹介/ライフ [キレイスタイルニュース]

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ファイザー、禁煙外来に関するプレスセミナーを開催、喫煙による健康被害のリスクや完全禁煙の重要性、動機づけ面接を用いた禁煙治療について紹介

2017年10月13日 18時00分配信  マイライフニュース

 ファイザーは、「禁煙外来における最新の話題〜スモークフリーについて今一度考える〜」と題したプレスセミナーを10月11日に開催した。今回のセミナーでは、禁煙治療の経験が豊富な東京都医師会タバコ対策委員会委員長で中央内科クリニック 院長の村松弘康先生が、喫煙による健康被害のリスクや禁煙外来の果たす役割などを説明した他、野村総合研究所大手町健康管理室 産業医の村田千里先生が、動機づけ面接を用いた禁煙治療のアプローチについて紹介した。

 「タバコ問題には様々な誤解が存在している。喫煙や受動喫煙には、それほど害はないという誤解や、分煙にすれば大丈夫という誤解。また、タバコは嗜好品であり、本人の“好き・嫌い”で吸っているという誤解などだ」と、タバコに対して間違った認識を持っている人が多いのだと指摘する中央内科クリニック 院長の村松弘康先生。「とくに、喫煙や受動喫煙は、健康に大きな被害を及ぼすということが過小評価されている。タバコには、約4000種類の化学物質と約200種類の有害物質、70種類以上の発がん物質が含まれていることが報告されている。そして、タバコを吸うことは、悪性新生物・心疾患・肺炎・脳血管疾患の4大死因を増やすと共に、脳卒中や認知症、老衰、転倒・骨折など寝たきりになるリスクも増加させることがわかっている」と、喫煙は様々な疾病や病態と確実に関係していると説明した。

 「受動喫煙の被害も深刻だ。日本では、受動喫煙が原因で年間1万5000人が死亡している。受動喫煙で吸いこむ副流煙は、喫煙者が吸う主流煙よりも有害であり、ジメチルニトロソアミンは主流煙の19〜129倍、ホルムアルデヒドは6〜121倍も多く含まれているとされている。それにも関わらず、日本の受動喫煙対策は世界最低レベルにとどまっている」と、日本では屋内全面禁煙義務の法律がなく、受動喫煙への対策が世界から大きく後れをとっていると嘆く。「WHOの受動喫煙防止ガイドラインでは、屋内は100%完全禁煙でなければならないと勧告されており、分煙では受動喫煙の被害を防ぐことはできない。また、最近話題の加熱式タバコも、実は有害物質を多く排出し、受動喫煙を引き起こす。さらに、家具や衣類に付着した煙の成分を吸い込む三次喫煙も、健康被害の危険性が高いので注意してほしい」と、私たちの身の回りには、様々な受動喫煙のリスクが潜んでいると警告していた。

 「喫煙は、“タバコが好き・嫌い”という単なる嗜好ではなく、タバコに含まれるニコチンという薬物への身体的な依存が原因である。神経や体が、ニコチンの存在下でバランスをとってしまった状態で、ニコチン血中濃度が下がるとイライラや不安などの離脱症状が現れ、タバコを吸いたくなる。そして、これが習慣化すると、タバコへの心理的な依存まで生じてくる」と、習慣的な喫煙はニコチン依存症の症状なのだと訴える。「こうしたニコチン依存症の患者を治療するのが、禁煙外来の役割となる。禁煙外来は、3ヵ月間に5回受診するだけでよく、年1回は保険が適用される。目安となる費用は、1日約230円となる」と、禁煙外来の概要について説明。「治療法としては、パッチを使用したニコチン置換療法では、ニコチンの血中濃度を一定に保つことで依存症状を緩和していく。また、バレニクリンという薬剤を使った治療法では、ニコチンを遮断することで、タバコがおいしいと感じないようにさせていく」と、禁煙外来で行う具体的な治療法を教えてくれた。「タバコを吸う人と吸わない人が、共に幸せになるには、『分煙』による共存などではなく、『卒煙』して共に健康でいる社会を作ることが重要だと考えている」と、喫煙者がいない社会こそが、これから目指すべき理想の社会なのだと訴えた。

 続いて、野村総合研究所大手町健康管理室 産業医の村田千里先生が、自身の禁煙外来で行っている動機づけ面接を用いた禁煙治療の取り組みについて紹介した。「以前まで行っていた禁煙治療では、タバコを吸わないことを大前提にして、治療中に喫煙してしまった患者を責めたりしていた。しかし、ニコチン依存症である喫煙者は、やめたいと思っていても、やめられないのが実状。そのため、医師と患者がバトル状態になっていた」と、従来の禁煙治療では思うような効果が挙げられなかったと指摘する。「そこで、私の禁煙外来では、喫煙者の『タバコをやめたい』という気持ちに着目した動機づけ面接による治療に取り組んでいる。患者との会話の中で、禁煙を続けたい気持ちを表す言葉に焦点を当て、それに対して言葉で返していく」と、患者自身の禁煙に向けた動機を重視した治療を行っているという。

 「動機づけ面接では、禁煙を指示、命令、脅迫したり、喫煙したことを非難したりせず、吸う本数が減ったことを褒めたり、体調の変化や家族の反応などを聞いて、禁煙への意欲を後押ししていく。また、禁煙する理由を再確認しながら、禁煙の重要度を尺度化する質問を投げかけることで、タバコをやめたい気持ちを強化・サポートしていく」と、動機づけ面接のアプローチについて紹介してくれた。「企業における喫煙対策としては、健康経営のプランの中で、タバコを吸わない環境作りをトップダウンで推進することが重要だと考えている。そして、喫煙による害だけでなく、会社全体としてタバコをどう扱っていくかを、全社員が同じ立場で考えていってほしい」と、産業医の立場から、企業が取り組む喫煙対策のポイントにも言及していた。

ファイザー=http://www.pfizer.co.jp/



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