人はまだ起きていない未来の不安に思い悩み、変えることのできない過去の過ちを後悔し、心のエネルギーを消費しがちです。瞑想行為では呼吸法や座禅などの行為を通して、意識を“今”だけに一点集中することにより、今をしっかりと見つめることができます。
目的を持たずに意識を“今”に集中して楽しむという意味では、趣味の時間など第三の場で過ごす時間はそのような効果があるのかもしれません。みなさんも意識的に第三の場を持つことを心がけてみてはいかがでしょうか。
ライスワークとライフワークを意識する
わたしは自分の仕事のバランスを考える際に、ライスワーク(食べていくための行為)とライフワーク(使命として行う行為)のバランスをとても重要視しています。お金を得ることを目的にしないライフワークは主に第三の場を通した仲間との間に生まれることが多く、ライフワークを継続するためにライスワークを行うのが日常になっています。
ライフワークが充実してくると、ライスワークがうまくいかないときや目標を見失ったときでも、全体としての自分の方向性を失うことが少なくなりました。ライフワークで得た他分野での知識は、一見本業に関係していないように見えても、いずれ必ず自分を急成長させてくれるときの活力となります。
大切なことは本当に自分がいいと信じられることをライフワークとして持ち続けることで、そうすることにより、生きることの目標を保つことができるようになります。
以上のように、第三の場を通して趣味の時間を持ち、“ライス・ライフワーク・バランス”をとることが人生を上手に楽しく生きるコツだとわたしは信じています。
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【筆者略歴】
三宅 琢
医学博士/日本医師会認定産業医、メンタルヘルス法務主任者、日本眼科学会専門医 東京大学先端科学技術研究センター 人間支援工学分野 特任研究員 株式会社ファーストリティリング他 産業医 株式会社Studio Gift Hands 代表取締役