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夏前に知っておきたい
ハーブと薬膳で夏冷え&内臓冷え対策

気温が高くなる時期に欠かせない冷房や冷たい飲み物ですが、上手に付き合わないと体調不良につながることがあります。本格的に夏を迎える前に、ハーバルセラピスト・国際中医薬膳師の石田由紀子さんに、ハーブと薬膳を使った冷え対策法を教えていただきます。

女性の敵は、夏冷えに加えて内臓冷え

今年も猛暑になるようですね。炎天下の中を歩き回った後、カフェで冷房にあたりながら冷たいものを飲んでいるときは至福の瞬間ですが、続けていると体には悪影響。冷えは万病の元とも言われますので、ストールを一枚持ち歩くなど、体を冷やしすぎない対策が必要です。最近は、冷房の風により体が冷えてしまう「夏冷え」だけではなく、冷たい飲み物・食べ物の摂り過ぎによって内臓が冷えて起きる症状「内臓冷え(内臓型冷え性)」に悩む女性も増えているそうです。

内臓冷えとは、冷え性のひとつといわれています。人間は、食事や運動で生み出された熱によって血液を循環させ、体温を維持しています。冷たいものばかり食べていると、体内を冷やし血液循環が十分に行われず、内臓の働きも低下させてしまいます。症状としては、下痢や便秘、倦怠感、風邪を引きやすくなるなどがあります。中医学でも、内臓を冷やさないことが、健康の基本です。

夏場でも、冷たい飲み物は少量にして、爽快感のあるハーブティーなど極力温かいものを飲むようにしましょう。暑い日にホットは飲めない・・・という人は、常温にするだけでも効果が違います

薬膳の考え方の基盤となる中医学でも「冷え」は、症状・原因などで、いくつものタイプに分けられますが、今回は下記の4つの冷えの原因と改善策をご紹介したいと思います。

①気血不足による冷え
ひとつ目は、中医学(中国伝統の医学)用語の「気」と「血」の不足によって引き起こされる冷え。「気」は、生命の維持に必要なエネルギー、「血」は、体の滋養や燃料になる物質です。「血」が不足すると血液のめぐりが悪くなるので、冷えにつながると考えられています。「気」の不足には、山芋、鶏肉、ナツメ、キャベツ、ハーブ類が適しており、「血」の不足にはトマト、くこの実、赤ワインなどの赤い食べ物・飲み物や、黒豆、黒ごまなどの黒い食べ物が良いとされています。

②気血の滞りによる冷え
2つ目は、「気」や「血」がうまく循環しないことで起こる冷えです。このタイプの冷えは、滞っている「気」と「血」を流してあげると改善されます。パクチー、しそ、にらなど、香りの強い野菜や、タマネギ、ジャスミン茶、柑橘類をレシピに加えて、体の調子を整えましょう。

③腎(じん)のエネルギー不足による冷え
3つ目は、加齢や長期の病気などで、腎や生殖機能が低下することによって起こる冷え。エネルギー不足で体が冷えているので、体を温める作用のある食材が効果的です。適しているのは、クルミ、くこの実、松の実などのナッツ類、栗、海老、うなぎ、ニンニクです。

④むくみによる冷え
むくみは、余分な水分が体内から抜けずに起こる症状のため、それを促す作用のある食材がオススメ。向いているのは、スイカ、冬瓜、トウモロコシのヒゲ、豆類(黒豆、空豆、グリーンピース、スナップエンドウ)など。体を温めると、循環が良くなって水分が体から輩出されやすくなるので、むくみによる冷えで悩んでいる方は、意識して温かい料理や飲み物を摂るようにしてください。

続いては・・・
温め&涼しさ演出は、「ジンジャーシロップのセパレートティー」

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