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杉浦薫
杉浦薫
日本紅茶協会認定ティーインストラクター
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Lesson7極上ウーロン茶「岩茶」で口福の一杯!

Lesson6の「英国の絶品スイーツ『イートン・メス』」の次は、
杉浦さんが愛してやまない、極上ウーロン茶「岩茶」のお話。
「岩茶(いわちゃ)」の魅力、その美味しさとは・・・!?

ふわっと広がる、華やかな味と香りに酔いしれて

 「中国茶の中で好きなお茶は?」と聞かれたら、私は迷わず「岩茶(いわちゃ)!」と答えます。「岩茶」は、身体を温め、ほかのお茶に比べて胃を刺激しにくいので、冷え性で胃があまり強くない私には、ぴったりのお茶。夏でも、温かい「岩茶」を食後にいただきます。「岩茶」の魅力はなんと言っても、その華やかな美味しさ! 独特の芳香、ほんのり甘い後味と岩韻(岩茶の後味のみに使用される「余韻」に似た表現)・・・。きちんといれられた美味しいお茶は、心を穏やかに、贅沢な気持ちにさせてくれます。

 「岩茶」とは、中国・福建省北部にある「武夷山(ぶいさん)」で生産されるウーロン茶の一種。「武夷山」は、世界自然遺産、世界文化遺産に指定されており、切り立った山々の間をくねくねと川が流れている、とても環境が良い場所です。茶葉は「条形」で、焙煎が強いのが特徴。(南部は、「オタマジャクシ型」とも言われる少し丸まった形が特徴。最近の流行は、発酵度も焙煎も軽めの清香系)。福建省の北部のお茶には、数多くの種類があり、最も貴重とされる「大紅袍(だいこうほう)」をはじめ、「肉桂(にくけい)」「水仙(すいせん)」などが代表で、それぞれ茶葉の大きさや形、香り、味に違いがあります。例えば、水色(お湯を注いで蒸らした後のお茶の色)は濃い目の茶色なので、お醤油味や甘みの強い食べ物、濃い味によく合います。食事の時にもいいですよ!

 福建省の北部のお茶は、わかりやすく言うと、サントリーのウーロン茶。こちらの商品は、福建省北部のお茶が主体となっていると思います。同じウーロン茶でも、水色が薄い緑~黄金色のものもありますが、こちらは、福建省南部のウーロン茶や台湾のウーロン茶の可能性が高いです。

 中国茶は、地域によって、作られているお茶の特徴がかなりはっきりと違うのも特徴のひとつです。中国茶をある程度勉強した方や、中国茶が好きでよく飲まれる方は、茶葉を見て、お茶を飲んで香りと味を確かめると、ある程度、どのあたりで作られた何のお茶かがわかるというのも、中国茶ならではです。

手前から、「文山包種(ぶいさんほうしゅ)」「安渓烏龍(あんしーうーろん)」、そして岩茶の「大紅袍(だいこうほう)」、ガラスの器に入っているのは工芸茶。岩茶の「大紅袍」は、発酵度が高いのでほかの茶葉と比べて、色が濃いのがわかります。

ポイントは高温キープ!「岩茶」をおいしくいれる方法

 「岩茶」には、沸騰したお湯が必要です! しっかり温めた宜興(ぎこう)の「紫砂」の茶壺(急須)で蒸らすと、特に美味しくなります。また、茶壺は、できれば「岩茶」用、「紅茶」用など、茶葉の種類によって使い分けて。「養壺(ヤンフー)」と言って、同じ種類の茶葉を入れ続けることによって茶壺を育てていくと、水質が変わり、お茶の味わいがとっても良くなりますよ!

中国八古窯のひとつ、宜興の茶壷(急須)で入れた「岩茶」。使い込むほどに味が出てきます。茶壺は絶対、洗剤では洗いません! 軽くすすぎ洗いをし、熱湯を何度か通して自然乾燥を。英国で紅茶のポットを洗わない習慣があるのも、中国からの影響かもしれませんね。

★Lesson8は、
「女友達とホテルで優雅にアフタヌーンティー」。
香港の伝統を受け継ぐ「ザ・ペニンシュラ東京」のアフタヌーンティーを
ホテル好きの杉浦さんが案内!

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