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西村弥子
西村弥子
ソムリエール&ライフスタイルコンシェルジュ
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Lesson6スペイン女性のキレイの秘訣は天然素材を使用した食生活にあり!?

女優・ペネロペクルスも絶賛するほどダイエットに効果的な地中海料理。
上質なオリーブオイルにお酢…。スペインの伝統料理やタパス、ワインには美容に良い要素がいっぱいです。
皆さん、この夏はスペイン料理で“インナービューティー”を目指しませんか?

エネルギーの源、風土食メニューで“美”と“健康”を! 

 ワインの紹介でも述べましたが、スペインという国には、地域によって異なる気候や風土、慣習があり、食文化も大変地方色豊か。材料やその調理方法も各地で様々です。そして、その料理に欠かせないものといえば、世界一の生産量を誇る「オリーブオイル」と、「にんにく」、「玉ねぎ」、「パセリ」、を使うこと。

 まず、典型的なスペインのスープ『Sopa de ajo(にんにくのスープ)』。初めてマドリッドに着いた時、深夜の食堂でこれを食しました。にんにくとハモン(生ハム)の出汁が効いて、あまりにパンチのある味付けに、驚いたのを覚えています。にんにくをゆっくり炒めた油と、『ピメントン(パプリカ)』のコクも味わい深い。もともとはカスティーリャ地方の郷土食で、固くなったパンを使う羊飼いの料理が起源だとか。にんにくパワーで、体の芯までポッカポカになるので、「冷え」が気になるとき、風邪をひきそうになったときに食べると効果があります。

 このほかにも、スペイン料理には、食べると美肌効果があったり、健康にも良いものが沢山あります。今回は「ビューティー」をテーマに、美味しい料理と食材を紹介したいと思います。

スペイン国内で60種類あるオリーブオイルのなかで、トップシェアを誇る『カルボネール』。生産地はアンダルシア州の中心地「コルドバ」。写真の「オリーブの枝をつかんでいるスペイン娘」は1904年に図案化されたものがパッケージにも。創業100年以上にわたって世界中で親しまれています。
豚耳の鉄板焼き。ティオ ダンジョウの人気メニュー(Lesson2参照)。きっちりと下ごしらえされた豚耳は、意外に食べやすく、コリコリした歯ごたえ。シンプルな味付けは酒のおつまみにもぴったり。
文中でも紹介した Datiles con bacón 『アーモンド入りなつめやしのベーコン巻きソテー』。スペイン料理では、プルーンや干し柿などのドライフルーツも多用される。素材の凝縮した旨味が、お互いの味を引き立て合い、辛口のカバやシェリーとも相性抜群。

ガスパチョよりもっとクリーミーな『サルモレホ』もアンダルシアの郷土料理。赤い完熟したトマトを使うピューレ状の冷製スープ。写真は、カディスという港町のレストランでいただいたもの。生ハムとゆで卵がトッピングされて、ボリューミーな一皿。
シェリービネガーとは、シェリー酒を発酵させて作った食用酢。色は濃い目の褐色で、芳醇な香りとまろやかな酸味、濃厚な味わいが特徴。赤ピーマンのオイル漬けやジャガイモのドレッシング和えなど、様々な料理の仕上げに使われています。
「ヒコイワシの酢漬け」。しっかりと酢でしめた鰯とたっぷりのにんにくに”スペイン”を感じる一品。パセリも芯まで使用。ビタミンB1・B2・ビタミンC・カロチンなどが豊富なパセリはシミ・くすみに効き、イライラを解消する鎮静効果も。疲れた時にぴったり。

●食べるコラーゲン『豚耳のプランチャ』
 「プランチャ」とは鉄板で焼くという意味。沖縄にも「ミミガー」と言われる豚耳料理がありますが、スペインでもバルのタパスなどでポピュラーな食材。にんにくと一緒にオリーブオイルで炒めますが、このシンプルな食材も、実は下ごしらえが肝心。仕上げにシェリー酒やビネガーを使うのも美味しさの秘訣。コラーゲンたっぷり、豚耳のコリコリ、プルプルした食感を楽しみながら食べると、いつもお肌がツルツルと潤うような気がします。

●便秘の改善に『デーツ』
栄養と美味しさが凝縮されたドライフルーツ、「デーツ」。中近東ではおなじみの、なつめやしの果実です。古代から砂漠地帯住民の必需食料で、エジプトやイラン、サウジアラビアが主な生産国。スペインの歴史と文化に大きな影響を与えているアラブ圏の食材ですね。日本でも、主に乾燥させて種子を抜いたものが出回っており、ミネラルや食物繊維を多く含んでいます。バルのメニューでもよく見かけるようになりました。私の元勤務店では、この中にアーモンドを詰めてベーコンを巻いたものをソテー。デーツの程よい甘味、アーモンドの香ばしさとベーコンのコク、塩味が相まって、ワインが進みます。ちょっとだけカロリーが気になるところですが、お通じが気になる女性には、持って来いの食材です。

●血液サラサラ、夏のスタミナダイエット食 『ガスパチョ』
トマトやピーマン、きゅうり、玉ねぎなど野菜たっぷりで“飲むサラダ”としても有名なガスパチョ。語源はアラビア語で『びしょびしょに濡れたパン』の意、スペイン南部アンダルシア地方が発祥です。ですから、パンの入らないガスパチョは、ホンモノとはいえません。そして、やはりオリーブオイル、にんにくが入りますが、欠かせないのは「酢」。ビネガーは、血液サラサラになるのはもちろん、疲労回復にも効果的。また、トマトには、抗酸化作用の高いカロチンの一種、「リコピン」が多く含まれますので、美白は勿論のこと、生活習慣病や、食欲減退する夏バテの予防にもおすすめです。最近話題のリコピンダイエットにも嬉しいメニューですね。

●『サルディーナス いわし』で集中力アップ!
スペイン語でも鰯などの青魚は「Pescado azul(青い魚)」と呼ばれ、DHA(ドコサヘキサエン酸)を多量に含んでいます。スペイン人も大好きなヒコイワシを丸ごと塩漬けにした「アンチョア(アンチョビ)」、バルで必食の「ヒコイワシの酢漬け」、また、真イワシサイズのものは、にんにくと塩、オリーブオイル、パセリを利かせ「プランチャ(鉄板焼き)」で。日本のように、塩で「パリージャ(網焼き)」も。もちろん、レモンを絞って頂きます。DHAは脳膜を形成する材料としてとても重要な食材なのだそう。また、豊富にビタミンD3を含んでいるので、記憶能力もアップするのだとか・・・でも、そんなことを気にせずとも、沢山食べたいものです。

●フルーツたっぷりの「サングリア」で紫外線予防!?
日本でもお馴染みのカクテル、サングリア。家庭やお店で様々なレシピがありますが、語源は「Sangre」スペイン語の「血」に由来します。ですから、使用するのは赤ワイン。そして、リンゴやオレンジ、レモンなどたっぷりのフルーツをワインに漬け込みます。言うまでも無く、赤ワインにはポリフェノール、フルーツにはカリウム、ビタミンC、ビタミンEなどの栄養素が含まれています。カリウムはナトリウムの排泄を促進し、高血圧予防やむくみ解消に効果あり。ビタミンC、ビタミンEには、紫外線対策をはじめ、風邪の予防、美肌効果、抗ストレス作用があることが知られています。ただし、カクテルのレシピでは、一般的にソーダや砂糖、ブランデーなどのハードリカーも使用します。アルコールの弱い方や、糖分摂取量が気になる方は、飲みすぎに注意してくださいね。

 スペイン女性も、日本人同様に地中海式ダイエットや夏野菜ダイエットなど、美容に関しても積極的。ベジタリアンメニューも豊富で、豆腐や海草など、日本の和食材も、最近では多く摂り入れているそう。私たちも、スペインのビューティー食材を上手に利用したいですね。また、「スペイン料理を作りたいけれど食材が何処で売っているのかわからない」とお悩みの方はスペイン市場へ。スペインの食材や調味料は、インターネットでも入手可能。東京近郊の方は、銀座に実店舗もあるので、是非ご利用下さい。

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