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西村弥子
西村弥子
ソムリエール&ライフスタイルコンシェルジュ
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Lesson1スペインとの出会い、そしてソムリエールへと続く道

ワインに関わること全般で活躍しスペインをこよなく愛するソムリエール
西村弥子さんから、今の仕事に就くまでの経緯を語っていただきました。
あの日あのとき、人生の転機となる出来事とは・・・?

出会いは必然!スペインで学んだ豊かな食文化

 スペインという国に興味を持ったのは、今からずいぶん昔の高校生の頃。世界史の授業でイベリア半島のイスラム教とキリスト教の交錯を知った瞬間、血がざわざわしたのを覚えています。それから十数年経ち、会社勤めをしていた頃。造形家を目指しバルセロナで活動する親友を訪ねるために、初めてスペインを旅しました。そのとき出会ったのが、街のいたるところにある「Bar(バル)」。心地よい喧騒の中、グラス片手にそれぞれの土地や店自慢のタパス(小皿のおつまみ)を抓みながら、仲間とお喋りに花を咲かせる庶民の社交場。昼間からでも、老若男女問わず、ビールやワインを気軽にグラス一杯から楽しめ、ハシゴもできる。まさに「食道楽」を地で行くような感覚でした。もともと、食いしん坊でお酒好き、そして人好きだった私は、仕事の合間のお昼休みにゆったりと食事を楽しむ「シエスタ」の習慣を持つ、この国の豊かな食文化にあっという間に魅了され、年一度のスペイン通いがはじまったのです。

8年前に訪れたスペイン北西部に位置する、サンディアゴ・デ・コンポステーラ。キリスト教の聖地であり、ユネスコの世界遺産に登録されています。
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現地の客に混じって、まずは喉を潤します。合言葉は「オラ!(こんにちは)」。この言葉を交わすと、なぜか故郷に帰ってきたようにホッと落ち着くのです。

「死ぬまでに世界中のお酒が飲みたい!」

 スペイン通いをはじめて3年目、32歳のとき、突然大病に襲われ手術。身をもって命の尊さを実感。当時、快復への原動力は「またスペインバル巡礼をしたい!」という気持ちからでした(笑)。その後、日本に居ながらにして、世界を旅するように各国の空気が体験できるのは、ワインだと確信。気が付いたらワインスクールの門を叩いていました。「プロを育てたい」という主宰者の言葉に感銘を受けましたが、最初は「ボルドー」と「ブルゴーニュ」の違いも知らないくらい、ずぶの素人。それが、「ワインは楽しいもの。どんなワインも造り手の思いが詰まった飲み物。良い所を見つけて」と教えてくれた入門編の先生のお陰で、ワインの世界にどんどん惹き込まれていきました。半年後には日本ソムリエ協会のワインエキスパート受験を決意。その受験講座の講師は、第一線で活躍されている女性ソムリエの草分け、大ベテランの先輩。ビシビシと鍛えられました。無事、合格するに至ったのは鍛錬の苦楽を共にした仲間がいたから。そして「好きなことを仕事にして、いつか自分の看板を掲げたい」心の底にそういう気持ちがあったからだと思います。その後、10年半勤めていた会社を辞め飲食業の世界に入りました。南仏やイタリアの小さな蔵元のワインを輸入販売する会社で、商売の楽しさや厳しさを実感。同時に、スペイン料理店で接客の仕事も始めました。そこで、生活が100%スペイン色に染まっていったのです。

 さて次回からはいよいよ、ワインと食を通じた情熱の国スペインの魅力をお届していきます。

■スペイン政府観光局
http://www.spain.info/ja/

手前:「コルージョン 1999」。スペインを代表する若手醸造家、アルバロ・パラシオスが甥のリカルドとビエルソの土地に開いたボデガ(醸造所)のワイン。コルージョン村の自社畑のメンシアという土着ブドウを100%使用。1999年は初リリースもの。10年後の2009年、勤務先のお店で開けた時の写真。
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会社勤めから「ワインエキスパート」取得後、飲食業に転身。5年以上の実務経験を経て再受験、2009年に「ソムリエ」認定。金葡萄のバッジは、私の人生をガラリと変える一つのきっかけとなりました。

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