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今年も鴨川へ、猫と桜を見に行こう。

2014年03月10日麻生圭子

今年の春は人見知りのようで、登場が遅れています。梅から桜へのバトンはいつ頃、渡されるのか。
こんにちは。京都歴18年、猫飼い歴35年の麻生圭子です。
今回から、猫をどこかに登場させながら、京都のはんなり、ロンドンのどんより(韻を踏んでみただけです。他意はありません)した話を、つれづれなるままに、書いていこうと思っています。あ、ロンドンというのは、どうも近いうちに、オットの都合で、移り住んじゃいそうな雰囲気なんですよ、猫も連れて。どうなることやら。ま、よかったら、おつきあいください。

「落ち込んでいるときは、鴨川散歩」が、わが家の合い言葉

松原大橋から撮影。鴨川の流れです。

私、京都のなかで好きなものを三つ挙げろと言われたら、迷わず、鴨川を挙げます。水の流れが好きなんです。見ていると、心が落ち着くんですよね。それとね、おだやかなときの鴨川は、人が歩くのとほとんど同じ速さなんです。だから心地いい、そう、いっしょに手を繋いで、歩いてくれてるような気になってくるんですよ。そんなわけで、「落ち込んでるときには、鴨川散歩」、これがわが家の合い言葉。家から近いというのもあるけれど、春先はほとんど毎日、鴨川を歩いているような気がします。

3年前の2011年、思うところあり、猫と花見をしました。

オットの背中に乗るロッタ。

ツラいことがあったときほど、桜の花は待ち遠しいような気がします。
3年前がそうでした。震災だけでなく、個人的にいろいろあって、この桜と、鴨川にはずいぶんなぐさめてもらいました。いちばんいろなんな桜を見に行った年かもしれません。決して暇ではなかったんですけどね。
娘のロッタ(ロシアンブルー、当時9才)とオットの3人で、鴨川まで花見に行ったりもしました。さすがに犬のように目的地までは、歩いてくれないので、鴨川まではバスケット移動。でもバスケットから外に出したら、歩くより先に、オットのカラダをよじ上って、肩乗り猫に。もともと家の中でもオットの肩に乗るのが好きなんですが、オットは体のいい移動キャットタワーのもよう。でも、かわいいんですよ(猫親バカですみません)。周囲の花見客からも、「わあ、猫や。見て見て。かわいい」なんて、声が上がり、ロッタちゃんもご満悦。
この日の花見は、私にとってこれからかけがえのないものになっていくような気がします。 

ロンドン移住への準備も兼ね、キャリーバッグで花見を。

木登りしようかと思案中。自宅の庭で。

一昨年、うちの子になってくれたのが、シンガプーラのまや。もうすぐ2才です。この子はまだ鴨川も見たことがないし、去年の花見にも連れて行きませんでした。というのも、遊び好きで、怖いもの知らず、木登りも得意だし、動いてるものなら掃除機でも、飛びかかってくる。いやはや、とても鴨川なんか、怖くて連れて行けません。でも猫も大人になるんですね。キャリーバッグ越しなら、花見できるくらいまでになってきました。えっ? そうまでして、花見する? という声が聞こえそう。ごもっとも。いや、花見は口実、これから少しずつキャリーバッグ慣れさせたいんです。飛行機にはキャリーバッグに入れて乗せるので。もしかするとロッタちゃんは最後の日本の春かもしれないし。
そう思うと、胸が痛かったりするんですが、人生は流れていく、ならばせめて上手に流れていこう、猫も人も川の流れのように、なんてもっともらしいことを言って、猫たちへの申し訳なさをごまかす飼い主。

今年も鴨川へ、猫と桜を見に行こう。

桜と鴨川と白鷺と

飼い主がしあわせなら、猫もしあわせ。そんなわけで、桜の蕾を観察しに、鴨川散歩。今年も鴨川へ、猫とオットと桜を見に行こうと思います。

麻生圭子

Aso Keiko

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1957年大分県日田市生まれ東京育ち。83年、作詞家としてデビュー。吉川晃司、徳永英明、小泉今日子などのヒット曲がある。進行性の難聴のため、91年に作詞家を休業、エッセイストに。96年から京都在。99年より、夫と猫と町家暮らし。代表作に「東京育ちの京都案内」「京都で町家に出会った。」(文春文庫)、「京都がくれた小さな生活。」(集英社be文庫)など。最新刊は「京都早起き案内」(PHP新書)。近々、ロンドンに移住予定。

関連リンク: 麻生圭子の京都のしずく


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