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健康美肌の味方!お好み別 柿の食べ方ガイド

2014年10月28日篠原久仁子

秋を代表する果実、柿の旬がやってきました。この時期は最も種類が豊富な時期。美肌キープに、二日酔い予防に、とアラフォーに嬉しいパワーをもった柿を、楽しみながら暮らしに取り入れやすい旬と言ってもいいでしょう。今回は柿の魅力、そしてお好みの食感にあわせた選び方、食べ方をご紹介します。

「KAKI」は世界共通語

柿は古くから日本で栽培されてきた果実。野菜や果物には、それぞれに学名があるのですが、なんと柿は「Diospyros kaki」!(ちなみに「Diospyros」はラテン語で「神の食べ物」という意味だそう。)日本での呼び方が世界でも使われているだなんて、なんだか誇らしい気分ですよね。ならば日本人としてはしっかり柿のことを知っておきたいところ。
老舗果物問屋「吉屋」の柿担当・田平さんに伺うと、今年は豊作で、全体的に糖度も高めなのだそうです。日本の宝を食べて再発見するにはピッタリのタイミングですね。

アラフォーに嬉しい機能性果実

「柿が赤くなると医者が青くなる」という諺に象徴されるように、柿は栄養価が高い果物。まず強みのひとつは色に隠されています。見ているだけで元気がもらえるオレンジ色の色素成分は、βカロテンに代表されるカロテノイド。抗酸化作用が強く、肌の老化や生活習慣病につながる身体の酸化を抑えてくれます。
また、ビタミンCが豊富で、柿ひとつで1日に必要なビタミンCがまかなえるほどです。L-システインも含むので、ビタミンCとの相乗効果で、しみ・そばかすの予防効果も期待できます。
さらに、渋み成分のタンニンには、アルコールを分解する働きがあるので、二日酔い対策にまでなっちゃうのです。

サクサク新食感の「太秋」

柿と一言で言っても、その品種数は1000種類以上にものぼると言われるほどバラエティーが豊富。お好みに合わせた選び方のポイントをいくつかご紹介しましょう。

食感がしっかりしている柿が好き、かつ新しいもの好きという方には、11月中旬くらいまでしか食べられない新食感の柿「太秋(たいしゅう)」。梨にも例えられるようなサクッとした歯ごたえとジューシーさで人気上昇中の比較的新しい品種です。糖度が高い甘柿なので、ちょっと緑色がかっているくらいでも食べられます。
この柿ならではの特徴として、条紋と呼ばれる波紋のような横筋が入っている部分は特に甘いのだそう。選ぶ際の目安になりますね。

お料理派には甘柿

硬さがあるうちに食べるのが好きで、お料理にも使いたいという方には、「富有」や「次郎」に代表される甘柿がオススメ。ともに今くらいから11月が最盛期です。「富有」は、最も多く栽培されている品種なので、よく見かけるかと思います。ふっくら丸みのある形をしていて、果肉はなめらか。一方、「次郎」は四角ばった形で、果肉は硬めで歯ごたえがあるのが持ち味。定番の大根なますはもちろん、サラダや白和えなどにも。チーズとの相性もバツグンですよ。

とろーり食感好きなら渋柿

とろとろに熟した柿が好きな方は、「たねなし柿」として販売されていることも多い「平核無(ひらたねなし)」に代表される渋柿をチョイスしてください。産地によっては呼び方が違い、山形県では「庄内柿」、佐渡島では「おけさ柿」など。ちょうど今くらいから11月いっぱいが出回り期です。硬いままでも美味しいのですが、常温で追熟させて熟柿(じゅくし)にし、スプーンですくって食べるとたまらない口どけ!食べきれない時は、熟柿を丸ごと冷凍してみてください。半解凍させて食べると、天然のとろける柿シャーベットになります。名前の通り、種がないので、食べやすいのも嬉しいところです。
ただ、渋抜きの工程を経た渋柿は軟らかくなるスピードが速いので、硬めで食べたい場合は、早めに食べてくださいね。

インパクト派なら「紀ノ川」

見ための個性派なら、まるで黒糖をまぶしたかのような黒い果肉の「紀ノ川」柿。和歌山県の紀の川沿いで主に栽培されています。品種としては、「平核無」なのですが、果実ひとつひとつに袋をかけて、樹になっているまま渋抜きする独特の方法をとるため、このような個性的な見た目になるのだそう。樹でじっくり完熟させることもあって濃厚な甘さ。

流通量の少ない柿だと認識しているのですが、今年は、高級スーパーやフルーツ店でよく見かけます。手間がかかる分、お値段は少し高めですが、切った時のインパクトを狙いたい方、いかがでしょう?!

選ぶ品種や食べるタイミングによって、異なった表情をみせてくれるのが柿のステキなところ。楽しみながら美味しい柿のパワーをいただきましょう。

篠原久仁子

Shinohara Kuniko

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野菜ジャーナリスト。大学卒業後、大手番組制作会社で、報道・ドキュメンタリー番組の企画・演出を手がける。野菜ソムリエ資格取得後の2009年、人と地域を野菜果物にまつわる情報でつなぐ日本初の「野菜ジャーナリスト」として独立。執筆、講演で情報発信を行うなど、様々な形で食企画に従事。「野菜の便利帳~伝統野菜・全国名物マップ」執筆。東京を軸に全国を取材しながら、野菜に魅せられるきっかけとなった信州の古民家で執筆や畑しごとをするデュアルライフを送っている。



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