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野菜と組み合わせるとデトックス効果UPの食材

2013年09月26日篠原久仁子

東京でのオリンピック開催決定に沸いた1ヶ月でしたね。みなさん様々な想いがあるかと思いますが、私が決定の瞬間に思ったのは、「日本が誇る食材を世界に知ってもらえるチャンス!」ということ。日本には、独特の気候風土、技術、人に育まれた野菜果物や、加工品などが数多くあります。中には、その土地の気候風土でしか育めない奇跡のような食材も。まずは私たちがもっともっと日本の食材を知っていきたいですよね。今回は、私が東京とのデュアルライフを送っている信州・諏訪地方から、野菜との相性バツグンの食材「天然寒天」をご紹介します

諏訪地方の気候が育む「天然寒天」

冬場の田んぼに角寒天を干す景色は、冬の風物詩となっている。

寒天は、100%海藻からできている植物性の食材で、その形状から粉寒天、角寒天、糸寒天の3つに分類されています。粉寒天は工業寒天とも言われ、工場で生産されています。安定して生産できるため、現在の主流です。
一方、角寒天(「棒寒天」とも呼ばれます。)と糸寒天は、冬場の気候を利用して手作りされる昔ながらの天然寒天。海藻を煮出して固めた、いわゆる「ところてん」が、朝晩の寒さで芯まで凍り、昼間の温かさでとける、凍結と融解を約2週間くり返すことで水分が完全に抜け、やっと完成します。それができるのは、一日の寒暖差が大きい、水と空気が美しい、降雪量が少なく晴天が多い、といった条件が揃った場所のみで、角寒天のほとんどが諏訪地方で生産されています。

究極のデトックス食材

寒天は、約8割が食物繊維で、全食材の中で食物繊維含有量NO.1!身体の中からキレイにしてくれます。さらに、カロリーがゼロ!ビタミン・ミネラル豊富な野菜との組み合わせで、超ヘルシーな食事が実現します。寒天は無味無臭なので、野菜の美しい色や風味をそのまま生かせるのも嬉しいポイントです。

トマト寒天で悩みが解消

トマト寒天をはさんだサンドイッチ

地元での角寒天の使い方と言えば、煮溶かして作る「寒天寄せ」(寒天ゼリー)が定番。近年は、トマトジュースで作る「トマト寒天」が人気です。(詳しいレシピは、HP「はじめませんか?寒天生活」http://kantenlife.com/ をご覧ください。寒天レシピが満載です。)
「寒天王子」こと両角和哉さんに教えていただいて感動した、「トマト寒天」の応用レシピは、サンドイッチ!スライスして、トマトに見立て、パンにはさむのです。トマトを入れると美味しいけれど、水分がパンにしみ込んでしまったり、食べるときにゼリーがこぼれてしまったり・・・そんな悩みが一気に解消できます。お弁当やホームパーティーにピッタリのアイデアです。

「ちょい足し寒天」のススメ

いいこと尽くしにも関わらず、寒天があまり浸透していない理由のひとつに「溶かして使うのが面倒だから」という声があります。そんな方には、溶かさなくても食べられる「天然寒天」の「ちょい足し」がオススメです。水につけてやわらかくした角寒天をしぼってちぎり、トッピングするだけ。サラダの具材として使ったり、お味噌汁や鍋ものの仕上げに加えたり。煮込めば自然なとろみにもなりますよ。

諏訪地方が誇る究極のデトックス食材・天然寒天。野菜果物と同じように、毎日のお食事に、少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか?

篠原久仁子

Shinohara Kuniko

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野菜ジャーナリスト。大学卒業後、大手番組制作会社で、報道・ドキュメンタリー番組の企画・演出を手がける。野菜ソムリエ資格取得後の2009年、人と地域を野菜果物にまつわる情報でつなぐ日本初の「野菜ジャーナリスト」として独立。執筆、講演で情報発信を行うなど、様々な形で食企画に従事。「野菜の便利帳~伝統野菜・全国名物マップ」執筆。東京を軸に全国を取材しながら、野菜に魅せられるきっかけとなった信州の古民家で執筆や畑しごとをするデュアルライフを送っている。



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