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ダメ出し上手ないい女

2015年04月21日小高千枝

新年度が始まり沢山の新しい“人”“環境”“仕事”との出会いがある日々を送られていることでしょう。アラフォー世代の皆さんは部下や後輩に経験をいかしたアドバイスをしたり、悩みを聞いたり、対人コミュニケーションへの意識が更に高まる時期を迎えられていることと思います。カウンセリングの現場では「若い部下とのコミュニケーションのとり方がよくわかりません」そういったご相談も以前から増えてます。褒め過ぎても、叱り過ぎてもダメ。人としてきちんと向き合うことができる上手な“叱り方”“ダメ出し”の術を身につけていきましょう。

思いやりのある世話好きとは

様々な経験を重ねると、若い後輩や部下に対してつい“世話を焼いてしまう”“教えたくなってしまう”のも女性ならではの行動。応援したいという気持ちの強さや、親切心で関わる人も多いかと思いますが、そういった考えが及んだとき、一度自分自身に問いかけてみてください。
「この行動は相手が望んでいること?」
自分の存在意義を確認するための“お節介おばさん”になっていないか?ふと立ち止まってみましょう。いざという時に手を差し伸べてあげることが「思いやりのある世話好き」です。相手の考えやタイミングを尊重することが大切。親切の押し売りをしていないか?相手をコントロールしようとしていないか?何でもサポートしてあげることが優しさや思いやりではありませんからね。

段階をみて、ダメ出しを

「人に厳しく意見をすることが苦手」「あまり余計なことは言いたくない。」「面倒なことには口出ししない。」そういう考え方の人も増えている昨今。確かに様々な事件が発生している世の中です。必要な言葉掛けを一つとっても、慎重になってしまうことは無理もありません。しかし、あなたの立場をもう一度考えてみて。上司や先輩として言わなくてはいけないこともあります。そこで意識してみてください。女性に多い“感情的”“ヒステリック”になることは相手に不快感を与え“対立”する気持ちが芽生えてしまう可能性もあります。そのため以下のことに注意をしながら“ダメ出し”上手を目指しましょう。

①タイミングをはかる
相手と自分の心の状態やバランスを考慮し、話すタイミングをはかる

②場所を選ぶ
所かまわず話をするのではなく、お互いに落ち着いて話ができる場所を選ぶ

③状況の把握
何故、失敗や間違いを起こしてしまったのか?状況確認をする

④事実確認
発生した問題やその原因を冷静に具体的に確認をする

⑤改善策の提案
“叱りっぱなし”で終わらせない。
改善策を相手から出させ一度受け止めてから、こちらからも提案し、歩み寄りを見せる。そして、方向性を見据えた中で前向きなクローズ。

「今どきの若者は」は言わない

つい“今の自分”と比べてしまう若者に対する意識。言いたい気持ちもわかります。価値観や感覚は確かに違いますからね。しかし、私たちもそうやって上の人に言われてきたことを忘れないでくださいね。いつの時代でも若者の考え方は理解されないことが多いです。それは経験値が違うから当たり前のこと。

自分たちよりも経験の浅い若者を批判する理由の一つとして“自己承認欲求”が働いている可能性があります。自分自身が他者よりも優れていることを認められたい欲求の強さであり、自分自身の置かれている立場や所属する集団を肯定し、他者を批判する事で自尊心を保とうとする心の動きです。「私たちもこんな時代があったよね」と微笑ましく心にゆとりを持って接してみましょう。大人の女性としてのゆとりは若者世代にとって憧れの存在になり、“ダメ出し”上手の入口を開くきっかけにもなりますよ。

食事をしながら心に寄り添うダメ出しを

交渉術の一つとして“ランチョンテクニック”という食事をしながらコミュニケーションを深める手法があります。

美味しいモノを食べることは誰にとっても”心地よい体験”として捉えられ、ポジティブな気持ちになり、リラックス感を得ることができます。その“心地よい体験”=“快体験”を共有することで相手に心を開き、心の距離が近くなるのです。快体験状態のとき、人間は相手に対して敵意を向けることはありません。

そのため、対立を避けることができます。後輩や部下にとって心にゆとりのある、憧れの先輩と一緒に食事をすることは、緊張がほぐれ、解放感を味わい、お互いに心の距離が近くなり、話がしやすい関係を築くきっかけにもなるのです。付かず離れず、お互いの立場を尊重しあいながら、“ダメ出し”を。心の深い繋がりはいずれお互いをサポートしあえる関係に。長い目でみたとき、心に寄り添う、思いやりのある“ダメ出し”はあなたの人生に彩をそえるきっかけになるのです。

小高千枝

odaka chie

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幼稚園教諭、人事、秘書、キャリアカウンセラーを経験。自身の経験から同世代の女性の気持ちに寄り添うカウンセリングを中心にメンタルケアの分野の幅を広げ、ストレス社会で生きる現代人の「心の免疫力」を高めるためのセッションを提供。会った瞬間に信頼関係が築ける話がしやすい空気感と、ご相談者それぞれのペース に合わせ無理強いすることなく問題解決に導くカウンセリングは男女問わず信頼を得 ており、リピーターが多い。 また、日本に根付いていないカウンセリング文化を広げるために精力的に世の中へ情報発信活動を行う。

関連リンク: 心理カウンセラー小高千枝のメンタルケアサロンピュアラル


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