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着物にぞっこん、喜久子先生にぞっこん

2013年10月10日吉川千明

趣味は何ですか?と聞かれると困ってしまう。すべてが趣味のような、すべてが仕事のような。何かしら?となるが、強いていうと「着物」かしら。着物は好きです。
ブランド品にはあまり興味のない私でも、自分好みの着物には、『欲しいなあ・・・』と思うの。
今日は、着物と喜久子先生の話しをしましょうね。

着物嫌いの封印を解いてくれたのが喜久子先生

私の「着物好き」を引き出してくれたのは喜久子先生。
彼女がいなかったら、私は着物を着なかったでしょう。
実は、結婚してしばらくして、あることがあってから、私は一生着物を着まいと決めていました。その心の封印を解いてくれたのが喜久子先生。
着物のルールを「縛り」ではなくて、美しさのための「型」と書き換えてくれたのが先生です。今日は、初めて見た先生の洋服姿。いつもは着物。それも、お母様やお祖母様、時には叔父さまの男物の着物を作りかえて着ていることも。紬で有名な新潟塩沢町の織本だったご家族の着物は、古くても柄といい、織と言い、色といい、季節ごとにそれぞれいいのです。そんな歴史のない私には、うらやましい限りです。

小さいサロンから溢れ出る、たまらない美の世界

夏が終わりに近づいて、今日は久しぶりに先生のところへ。先生のお店「しまや」さんは、東京近郊の住宅街の一軒家の中にあります。小さな四畳半がお店であり、サロンです。
今年はなんと年末以来、半年ぶりにやってきました。冬以来、預けてあった着物を見せてもらいます。「これはね、・・というの。覚えておいて。」
「お祝いの席やお茶席には、ツルツルとした着物、訪問着でないといけないのだけれど、この着物だったらいいわよ。格があるからね。」
私は白っぽい着物が好き。この着物は、白い反物に直接墨で絵を描いていく・・・という方法です。草木の柄は、仕事の席にも着ていけそうです。私は白い着物に、白い帯を合わせます。

本来の着物は究極のオーガニック

世の中には化繊の着物もたくさんあるけれど、しまやさんで扱うのは、絹、木綿、麻、全てが天然素材。外国製もある今ですが、しまやさんではすべてメイドインジャパン。染料も今はいろいろだけど、もともとは、植物から。雪のオゾンで白く晒したり、草木で染めたり。長く愛されて、着続けられて、自然にもどっていくものばかり。
全てが丁寧に扱われていて、自然素材というばかりでなくて、自分が愛するものに包まれているのは、本当に心が安心するものです。
日本人に生まれて良かったな、と思う瞬間です。

天才じゃないかしら!

お客様の持ち物をすべて覚えていてくれるから。
喜久子先生は、お客様の持ち物をすべて覚えている!という得意技があります。着物や帯だけでなく、長襦袢や襟といった下着から、帯揚げ、帯締め、草履に至るまで、そしてその人に合わせて変える寸丈もすべて頭の中に入っています。これには、あれとあれはどうかしらと、さっと気の利いたコーディネートがでてくるのです。接客業を仕事にする、私にとっても、最高に尊敬する人です。

人生の達人は、仕事でも達人!

ここで着方も教えてもらう。
同じ着物を何度何度も。「千明ちゃん、もう一度着てみて。」一度着て、脱いで、もう一度自分で着てみる。着物を着るのは、真冬だってひと汗。いつも少しだけ涼しくした部屋で、先生と世間話をしながら脱ぎ着する。こうして一人で着られるようになっていくのです。そして、私の好みを覚えていてくれて、無駄なくコーディネートしてくれて、着方やマナーを教えてくれる。時には、着物で行く食事会を企画してくれて。それを先生、自身がとても楽しんでいらっしゃること!喜久子先生のお客様は、先生の大ファンが多いということ。お商売だけど、それだけで終わらない!人生の達人は仕事でも達人!いつの間にか先生の大ファンになっているんです。
古来より、布は日本人にとっては、とても大事なもの。「魂を包む」ものと言われてきました。赤ちゃんが産まれて一番初めにすることは、おっぱいより先に布にくるむでしょ。
着物買ったわ~、さあ、精出して働くぞ!
着物着て、脱いで、畳んで、着て、脱いで・・・
しまやさんでのこのひと時が何よりも私の心のメンテナンス。

吉川千明

Yoshikawa Chiaki

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美容家・オーガニックスペシャリスト
「最上級のビューティは自然の力、植物の力が与えてくれる」という考えのもと、ビューティ、食、漢方、女性医療などナチュラルで美しいライフスタイルを様々な角度から提案している。「ジュリーク ショップ青山」、「白金台ビオ・パスカル」などのサロンやショップのプロデュースや、日本で始めての女性専用漢方薬局を銀座に設立した経験を持つ。オーガニックビューティーの第一人者として、多岐に渡り活躍中。オーガニック&ナチュラルコスメのプレスルーム「ビオ代官山」、働く女性の保健室「さくら治療院」代表。CIDESCO国際認定エステティシャン&アロマセラピスト。NPO法人「更年期と加齢のヘルスケア」認定メノポーズカウンセラー。NPO法人「みんなの漢方」理事。
著書:「オトナのための女性ホルモンの話」(宝島社)2013.6月発売など

関連リンク: ビオ代官山


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