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海外旅行、犯罪なんて遭いたくない!

2013年08月07日木内アキ

夏休みの到来とともに、海外旅行に出る人の数がピークを迎える8月・9月。

すでに行く先を決めた人も、これから急いでプランをたてる人も、出発する前にチラリと気にしてほしいのが「安全&治安」について。観光や買い物のワクワクに水を差すようですが、現地で「白タクシーにぼられた~!」とか「スリにあって財布もパスポートも紛失…」などの犯罪トラブルは決して少なくありません。

せっかくの旅が台無しにならないよう、旅行の前にこれだけは目を通しておくべき、というかんたんな犯罪トラブル予防情報をお知らせします。

海外旅行に出かけた人の数は過去最高!

出典:国土交通省 観光庁「平成25年版観光白書について」日本人の海外旅行者数の推移

観光庁が発表した『観光白書』によると、昨年の平成24年に
海外に行った日本人旅行者の数は、約1849万人。
不況ムードもなんのその、なんと過去最高の数値をたたき出しています。

そして、ここ数年は春休みやゴールデンウィークを押さえて8月が出国のピーク。
今月、海外旅行を予定している人は少なくないのではないでしょうか?
では、今年の夏休みの人気旅行先はいったいどこなのでしょう。

チェコのプラハには尖塔が美しい古い建物がたくさん。

「この夏はどこに行きますか?」というアンケートを毎年行っている旅行情報サイト『地球の歩き方』によると、行きたい国ランキングは以下の通りです。

●この夏の海外旅行 人気の国ランキング2013

1位 ハワイ
2位 中欧(ポーランド、チェコ、クロアチアなど)
3位 台湾
4位 タイ
5位 フィリピン・インドネシア(バリ島など)
   ・スペイン・ポルトガル
7位 韓国・イタリア
9位 フランス
10位 イギリス・アイルランド

定番的な人気を誇るハワイがトップではありますが、次点に中央ヨーロッパが来るなど、新しい地域への関心が高まっているのが感じられます。

無料の安全対策、使わないテはなし!?

比較的、アジア地域で多く聞かれるトランプ詐欺。うまい話にはくれぐれもご用心!

アラフォー女性が集まって旅話をするのは楽しいものですが、けっこう話題に昇るのが失敗談。

中には「現地でクレジットカードを使ったら、帰国後に使ってもいない十数万円分の請求が来た」とか、「スリに遭い、初日にパスポートを取られて周遊旅行がパーに」のような犯罪遭遇の悲しい思い出がある場合もしばしば。

筆者の知人にも"トランプ詐欺"に遭った人がいます。その手口はこんなものでした。

①観光をしていたら日本語で話しかけられ、一緒に名所をまわるうち意気投合。
 「明日は、うちに夕食を食べに来ない?」とのお誘い。

②「1日一緒にいて怪しいこともなかったし、現地の人と仲良くなれるチャンス!」
 と喜んで訪問を承諾。翌日、車に乗って自宅へ。

③感じのよい家族と一緒に食事をした後「みんなで賭トランプをやろう」と言う話に。
 一瞬「怪しい?」と思ったものの、最初の1時間は勝ち続けたため、すっかり油断。
 
④気がつけば負け続け、日本円で数十万円の借金。「賭は賭だし、負けは負けだ」と
 複数の男性にすごまれ恐くなり、ATMでキャッシング。その後、解放される。

フォローするわけではありませんが、知人は旅の経験が豊富でしっかりした性格。
詐欺に遭うなど想像もできないキャラクターです。
もしトランプ詐欺の手口を知っていれば、夕食に誘われた段階で
「怪しい!」と思えたのかもしれません。

外務省 『海外安全ホームページ』にある「安全対策基礎データ」は、生きた安全情報の宝庫。

このように、犯罪を防ぐ上で大切なのは
「私がこれから行く国では、こんな事件が起こっている」という事前の知識です。

そこで活用してほしいのが
外務省が運営する『海外安全ホームページ』(http://www.anzen.mofa.go.jp/)。トップ画面の右側にある『安全対策基礎データ一覧』から、訪問予定の国を選ぶと、現地での犯罪の発生状況と犯罪対策を見ることができます。

たとえば人気1位のハワイを見てみましょう。
「比較的安全な場所であると言えるが、日本と比べれば犯罪発生率は高く、
観光客を狙った財産犯罪(ひったくり、車上荒らし、置き引きなど)は
頻繁に発生している」(引用:2013.8月1日現在)とあります。

安全なはずのハワイでも、美味しい朝食に夢中になっていたら、背もたれにかけていたバッグがない…なんてことも。

さらには、「ホテルで食事をしている際(特にビュッフェ形式)、椅子やテーブルの上に置いておいたバッグが置き引き被害に遭った」など、手口が具体的に分かる記述も。

治安が悪化しているスポットや、流行っている犯罪手口がひととおり網羅されているので、読んでおけば、旅先で似たような状況に遭遇したとき「もしやこれ!?」とピンと来るかもしれません。

安全への嗅覚を無料で磨ける読み物として、
旅行先が決まったらぜひ一度目を通しておくのをオススメします。

ヨーロッパとアジア、どっちが犯罪に遭う?

スリや置き引きなどのほか、カードのスキミングや架空請求などの被害も。

では実際、どれくらいの日本人が犯罪トラブルに巻き込まれているのでしょうか。

同じく外務省の『海外安全ホームページ』にある『海外法人援護統計』は、外国にある大使館などが海外で援護した日本人の事件や事故、災害などをまとめたものです。

平成23年のデータによると、海外で事故や事件に関わる援護者数は19533人。同年に海外旅行に行った人が1699万人ですから、約870人にひとりが大使館や総領事館のお世話になっていることになります。

そのうち、犯罪トラブルのトップがスリや置き引きなどの「窃盗被害」(4225件、4516人)。大使館にお世話になる人の4人に1人が窃盗がらみのトラブル。次いで偽物販売、架空請求などの「詐欺被害」(489件、518人)、「強盗被害」(296件、330人)と続きます。

次に、地域別で犯罪トラブルを見てみましょう。

出典:外務省 海外安全ホームページ「平成23年版海外法人援護統計」事故・災害・事件等の性別・年齢別統計(1) 「犯罪被害」の性別・年齢別統計より「滞在形態」

アジアは最も全体援護件数が多い地域なのですが、「病気」や「事故」などを除き、
日本人旅行者の犯罪被害だけをクローズアップしてみると、
最も犯罪トラブルが多いのはヨーロッパの2100人、アジアはその約半分で1065人。

危ない、というイメージがつきまとうアジアですが、
数字で見ると実はヨーロッパのほうが、犯罪に遭う確率は高いようです。
(もちろん、国によって差があるので事前に情報を調べましょう!)

*****

さて、海外の犯罪トラブルで最も多いのが「窃盗」、次に「詐欺」とお伝えしました。
しかし犯罪以外のトラブルまで含めるならば、実は「窃盗」の次に多いのが
落とし物や忘れ物などの「遺失」で、トラブル全体の約2割を占めています!

どんなに犯罪に気をつけていても、うっかりバッグを置いてきては本末転倒。
貴重品の持ち歩きにはくれぐれも注意して、
素敵な夏の海外旅行を楽しんできてくださいね。

木内アキ

Kiuchi Aki

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北海道旭川市生まれ。神田外語大学 外国語学部 英米語学科を卒業後、アパレルのプレス業務を経て、フリーランスのライターに。"オンナの自然で楽しい暮らし"をテーマに旅・衣・食・雑貨の記事を手がける。目標は「きちんとした自由人」。執筆の傍ら、夫と共にフェアトレード雑貨のアトリエショップ『nomadicraft』を運営中。



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