前回のチェンマイに引き続き、今回はタイ・バンコクの旅のエッセンスをお届けします。日本の女性に人気の旅行先であるバンコクですが、食事もおいしく治安も良好、交通の便もよくて物価もリーズナブルと旅行者にとって魅力がいっぱい。さっそく、街の雰囲気に触れてみましょう!
見どころが多くて、時間が足りない!
新宿『タカシマヤタイムズスクエア』級の大きなモールがごろごろあるバンコク中心部。
タイの首都であるバンコクは、日々進化を続ける大都会。郊外に出ると素朴な風景も見られますが、中心部は「もしかして東京よりも都会…?」と思うほど、巨大なショッピングモールが建ち並ぶ、まさにメトロポリスです。しかし最先端のブランドが集まるおしゃれビルのすぐそばに、昔ながらの市場や屋台が並び、手作りのお総菜を売っていたりして、いい意味で何でもござれ。いままさに成長中!というアジアのパワーと勢いに満ち満ちています。
今回はお仕事に追われて観光の時間はなかったのですが、週末だけ開催される『チャトチャックウィークエンドマーケット』にはしっかり足を運んでまいりました!約10万平方メートルという途方もない敷地の中に、洋服から雑貨、コスメや家具、はたまたペットなど、さまざまな店が全部で約8000軒!バンコクが誇る世界一の公設マーケットです。
オートーコー市場~チャトチャックへ
麺類や具乗せご飯類のほか、好きなお総菜を選んで白米と一緒にいただく定食的なメニューも。
涼しくて人が少ない、朝のうちから出かけるのがベストですが、まずは道路を挟んですぐの所にある『オートーコー市場』に立ち寄って朝ごはんを食べるのがおすすめ。タイの農協による市場なので衛生管理も行き届いており、場内にはフードコートも。日本は朝食を軽めに済ませる傾向がありますが、ここタイでは朝からがっちり肉やお魚を食べている人がたくさん。
暑さで体調を崩さないよう、ミネラルウォーターを購入していざ『チャトチャック』へ出陣!1日ではとうてい回りきれないほど広大ですから、事前にインターネットで場内地図を入手しておくと、現在地や最寄りのお手洗いの場所が分かって便利です。
※地図はこちらから(http://www.chatuchakmarket.net/)
とにかく何でもありすぎてヘトヘトになるので、水分を摂りながら適度に休憩をしましょう!
一歩中に入ると、そこはまるで買い物の迷宮。いわゆるお土産的なものから、オーガニックのコスメやおしゃれな洋服、さらに食品や文具まで、ありとあらゆる店舗がぎゅうぎゅうに集まっています。気に入った物を見つけたらその場で買うか否かを即決しないと「後から戻ってこよう」というのは広すぎて無理!どのお店もまとめ買いすると値引に対応してくれることがほとんどなので、気軽に聞いてみましょう。
夜も買い物できるスポットがたくさん
大きな観覧車があり、ちょっぴりお台場っぽい雰囲気。どこから来たのか犬がぷらぷらしているのが和みます。
バンコクに大きなショッピングモールが多い理由のひとつは、やはり気温の高さではないでしょうか。市場は楽しいですがどうしても暑い…だから涼みながらモールをぷらぷらするのが好まれるのでしょう。そしてチェンマイ同様、バンコクでも涼しいナイトマーケットは人気です。深夜0時までやっている『アジアティーク ザ リバーフロント』を覗いてきました。
無料の送迎シャトルボートに乗って、チャオプラヤー川を下ると…見えてきました!
もともと倉庫の跡地だったそうで、人気のファッションブランドや雑貨、お土産店などショップが約1500店。さらに約40店ものレストラン、ニューハーフショーで有名なキャバレー『カリプソ』やムエタイのライブショーなど、見どころは盛りだくさんです。こういう観光地のレストランは高くて味はイマイチ…というケースも多いのですが、ここのお店は味もなかなか!それに、海外で深夜まで安心して買い物できるのは嬉しい限りです。
最寄りのサパーンタクシン駅から無料の送迎ボートで行き来する、というプロセスも旅情たっぷり。ホテルが駅の近くだったため、帰りは電車で帰宅しました。バンコクは比較的遅い時間も、地元の女性が歩いているのを目にする街ではありますが、日本ほど治安がいい国はありません。何かあってからでは遅いので、くれぐれも注意は怠らないようにしましょう。
もちろん屋台メシも忘れません!
屋台の女将に「あんたは外国人なんだから、肉も魚介も全部食べてみなさい!」と押し切られ、全部入りのチムチュムをオーダー。結果は…大正解!美味しかった~。
泊まったホテルは、バンコク中心部にありながら庶民的な雰囲気も残るランナム通りのすぐ近く。この通りは、タイ東北地方の『イサーン料理』の美味しい屋台が多数あることで有名です。さて、以前バンコクに住んでいた友人から「ぜひ食べてみて!」とオススメされていた料理を、このランナム通りの屋台でいただきました。
それがこちらの『チムチュム』。ナンプラーやレモングラスなどで味つけしたスープを素焼きの壷に入れ、炭火で熱してから、卵と和えたお肉や魚介類、空心菜などの野菜を入れていただく、言わば鍋料理の一種。最初は「暑いバンコクで鍋!?」と不思議に思っていたのですが、出汁とハーブが溶け合ったスープはあっさりしつつコクがある、感激の美味しさ。1滴も残さず、ペロリと食べきってしまいました!
まだまだ書ききれないスポットがたくさんありますが、
それはまたの機会にご紹介いたしますね。
次回もどうぞ、お楽しみに!

木内アキ
Kiuchi Aki
北海道旭川市生まれ。神田外語大学 外国語学部 英米語学科を卒業後、アパレルのプレス業務を経て、フリーランスのライターに。"オンナの自然で楽しい暮らし"をテーマに旅・衣・食・雑貨の記事を手がける。目標は「きちんとした自由人」。執筆の傍ら、夫と共にフェアトレード雑貨のアトリエショップ『nomadicraft』を運営中。
新着コラム
-
牛窪恵 秋本番!マロンの香りに包まれて
-
友野なお 「ちゃんと眠れてる?」客観的に把握する3つの方法
-
本田亜友子 ラベルライターを使って整理整頓の秋
-
友野なお 月経中の「眠気」の原因と対策
-
木内アキ 「旅しよう!」そう決めないと、旅は始まらない!