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大人の旅にふさわしい、スマートなチップの渡し方

2014年09月04日木内アキ

夏休みに続き、シルバーウィークの連休は海外旅行を楽しむ人が多い時期。この7~8月海外に行った友人たちから「海外のチップの仕組みに慣れない」という話を聞きました。欧米を中心に普及している「チップ」。日本の感覚で「面倒だから払わない」という声も聞きますが、ホテルのベルボーイやレストランの給仕などは、お客様からチップをもらう前提で給与が決められているケースも多数。彼らの生活にとって欠かせないものなのです。お互いにとって気持ちのよい滞在をしてこそ大人の女性。チップをスマートに支払う基礎知識をおさらいしましょう。

日本で無料のサービスも欧米では有料

海外に到着した日は、タクシーやホテルですぐにチップを使います。両替をするときに、チップ用の1ユーロ硬貨、1ドル紙幣を用意しておくと便利です。

サービス大国と呼ばれる日本では、どんなに安いファミリーレストランに行っても「お客様は神様です」の精神で対応してもらえるところが多いのではないでしょうか。
しかし欧米に旅行するなら、その意識はいったん忘れたほうが懸命。ホテルやレストランに星をつけて格付けするように、スタッフもお客様を見定めているのが欧米。相手の着ている服や持ち物、ふるまいなどで「このお客はこの場所にふさわしいか」という観点でこちらを対等に判断します。

先に述べたように、チップは彼らの生活に組み込まれている大切な収入源。
それをケチったり、払わなかったりする人が、いいお客と見なされないのは当然。
「よくしてもらったからお礼に」と渡す日本の心付けとは根本的に異なり、
欧米では「サービスを受けるなら渡してあたりまえ」。
もらってラッキーなお小遣いではないのです。
相手のサービスに敬意を表して、チップはきちんと払いましょう。

思わぬ失敗が、快適ステイにつながった!

滞在したホテルにて。出費は痛かったものの、おかげでステイ自体は快適に…。

以前、仕事でドバイに行った時のこと。
到着早々で、ディルハム紙幣に慣れておらず、部屋に荷物を運んでくれたベルボーイに間違って200ディルハム札(約5000円強)を渡してしまったことが! 相場は高級ホテルでも20ディルハムくらいですから、驚きの高額チップだったことでしょう。
 
それから約1週間の滞在中、部屋にパソコンを使うための机や配線を用意してくれたり、テラスにいればお茶を淹れてくれたり、彼はうやうやしく私の世話をやき、何か出来ることはないかと尽力してくれました。帰りもいち早く荷物を運び、しまいには「プリンセス、どうぞお気を付けて」と、こちらが照れるほどの挨拶(もちろん、最初の1回以降はノーチップです)。

出費的には残念でしたし、今となっては笑い話ですが、チップをはずむとこれだけ滞在が快適になるのか、とビックリ。よい勉強になりました。

相場を覚え「迷ったら渡す」!

「どんなとき・いくら」&「いつ・どのように」払えばいいか分からない、
というのもチップで困る原因のひとつ。
ここでは一般的なチップの相場と渡し方をご紹介します。
ユーロもドルも考え方は大きく変わりません。1ユーロ=1ドルを目安に覚えましょう。

タクシーは、チップを用意する時間が十分にあるので、落ち着けば大丈夫!

◎タクシー
運賃の1割が目安。重い荷物の上げ下ろしを手伝ってくれたら、荷物ひとつにつき1ユーロ。送迎バスの場合は、ドライバーに1~3ユーロ。

◎ベルボーイ・ポーター
部屋まで運んでくれた荷物ひとつにつき1ユーロ。ルームサービスや、物品を部屋まで運んでくれた場合も同様。

◎お部屋のクリーニング
ルームメイキング1回につき1ユーロ。枕の上に置いておくと分かりやすいのでおすすめ。
テーブルの上だと、忘れ物では?と持って行かないスタッフもいるので注意。

◎レストランの会計時
料金の1割が目安。クレジットカードの場合は、チップの金額を
書きこむ欄に記入する。また、レシートに「サービス料」の明記があれば
チップは不要なので、二重払いしないよう必ずチェックを。

☆渡し方とタイミング
タクシーやレストランなど会計がある場合は会計時に。
料金が15ユーロなら20ユーロを渡し「3ユーロ戻してください」など、
チップ分を差し引いておつりをもらう方法もあります。

ポーターなど、特定のサービスマンに直接渡す場合は
あらかじめ手もとにチップを用意し、スタッフが作業を終えたらスッと渡します。
紙幣の場合は、手の中に隠れるサイズに折るのがスマート。
目の前で財布からお金を出すのはカッコ悪い方法です。

上記の金額はあくまで日常の相場。ホテルやレストランの☆がひとつ増えるごとに、
1ユーロ(1ドル)をプラスして計算するのを忘れないようにしましょう。

*****

実際に渡航すると渡すべきか、必要ないのか悩むシチュエーションもしばしば。
でも、もし迷うなら渡すのがベターです。
スマートなチップ術=大人の女性の証。
100円~300円程度で、もたもたオロオロするよりも、
キチンと渡して笑顔でお礼を伝えて、
お互いに気持ちがいい旅のひと時を楽しみましょう!

木内アキ

Kiuchi Aki

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北海道旭川市生まれ。神田外語大学 外国語学部 英米語学科を卒業後、アパレルのプレス業務を経て、フリーランスのライターに。"オンナの自然で楽しい暮らし"をテーマに旅・衣・食・雑貨の記事を手がける。目標は「きちんとした自由人」。執筆の傍ら、夫と共にフェアトレード雑貨のアトリエショップ『nomadicraft』を運営中。



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